理事長所信

所信

2023年度スローガン

所信

2023年度スローガン

『共奏』
~より良い未来へ歩み進もう~

基本方針

・青少年と明るい豊かな地域のビジョンを考える

・魅力ある組織作りと交流の輪の拡大

・東京青年会議所渋谷区委員会との連携促進

・青年会議所の理念と目的意識の向上

【はじめに】

私が2017年に入会してすぐのこと、先輩から「青年会議所は明るく豊かな社会を築 き上げる団体だよ。」と教えていただきました。始めは、その意味することがはっきりと はわかりませんでしたが、様々な事業や大会に参加し体験することで、青年会議所が地域 をより良くするため、様々な思考を凝らし事業を行っていることを知りました。また、リ ーダーシップをはかる先輩方の姿、事業構築に真剣に向き合う仲間の姿から学びと地域を 牽引する気概を感じました。

大館青年会議所は、1958 年設立後、昨年 65 周年を迎えました。様々な困難に立ち向 かい、地域を想い明るい豊かな社会の実現のため様々な活動運動を展開し、歴史を紡いで こられた先輩諸氏に改めて敬意を表します。66 年目となる私もその想いを受け継ぎ、持 続可能な大館の実現のため歩んでまいります。

【スローガンについて】

幸せに暮らしたい、自分の住むまちがより良くなって欲しいと願わない人はいません。 青年会議所は地域をより良くしていく団体です。地域を牽引するリーダーである私たちが その想いをカタチに同じ志をもった仲間とともに奏でることで、この先の未来が明るく活 気のあるものに築き上げることができると信じています。

本年度は、『共奏~より良い未来へ歩み進もう~』のスローガンのもと、次の世代へつ なぐべく、これから先の未来を創造します。

【 まちのビジョンを考える 】

秋田県の抱える人口減少・少子高齢化から派生する様々な問題、近年頻繁に発生してい る自然災害、地球温暖化による様々な影響など、私たちを取り巻く環境はめまぐるしく変 化しています。また、2019年末に発生した新型コロナウイルスの感染症により、人々 の生活は一変しました。行動が制限され、当たり前だった生活が当たり前ではないことに 気づかされました。しかし、その中でも私たちは新たな価値観を生み出し、社会を前へと 推し進めています。多様性溢れる社会だからこそ、様々な視点か必要となってきます。次 世代を担う青少年とともに地域について考え、意見を共有し、課題を見つけ魅力を再認識 することで、今後のまちのビジョンを策定し、持続可能な地域の未来像を描く運動を構築 いたします。

【会員拡大・組織運営 】

大館青年会議所は、近年会員減少が著しく、今年も20名を下回る会員でのスタートと なります。必然的に事業も縮小傾向となり、運営も厳しいものとなりつつあります。会員 拡大は必要不可欠ですが、それと同時に自分たちの組織が魅力ある組織であることをメン バー自身が認識することも大切です。メンバー一人ひとりが JC で何を得たいのかという 目的を明確に言葉にできれば、その声に共感を呼び魅力ある組織へ、そして人が集まる組 織へと変化すると考えます。様々な人との交流を通して、大館北秋田地域の会員拡大を行 います。

また、青年会議所は単年度制である通り、役職・役割も毎年変わります。それが負担と なるときもありますが、それは様々な経験を得られるチャンスでもあります。役割が変わ れば見方も変わり新たな気づきがあります。その経験が人間性を育み、自己を成長させ JC 活動以外の場面でも影響を与えてくれます。これが JCI Mission(青年会議所は、青 年が社会により良い変化をもたらすための発展と成長の機会を提供する。)にある、青年 会議所の存在意義です。様々な機会をプラスと捉え、一人ひとりが自ら行動できる組織づ くりを推進します。

昨年、第50回目を迎えた、大館クリーンアップ大作戦ですが、東北地区協議会主催の AWARDS TOHOKU 2022 において、パートナーシップ褒章を受賞いたしました。 これまでの成果に工夫をあわせ時代に即した運動を展開してまいります。

【 東京青年会議所渋谷区委員会との交流 】

30年前から大館青年会議所は、忠犬ハチ公の縁でつながり東京青年会議所渋谷区委員 会と交流を続けてきました。グリーンツーリズムやハチ公サミットによりお互いのまちの 魅力を発見し、地域を巻き込んだ事業へとつながり、行政においても、防災時相互応援協 定や大館産のあきたこまちが渋谷区の学校給食に使用されるなど幅広い交流へと広がりま した。また、昨年は大館市と渋谷区で交流促進協定も締結され、より一層交流が深まるこ とが期待されます。我々も渋谷区委員会と新たな可能性を模索し交流を深めてまいります。

【青年会議所の原点

例会セレモニーで唱和している JCI Creed、JCI Mission、JCI Vision について、 昨年から英文とともに和訳も唱和することとなりました。これは、青年会議所の目指す方 向性をより深く理解し実感するためのものでもあります。例会は、志を同じうする者が相 集い力を合わせ青年としての英知と勇気と情熱を持って、明るい豊かな社会と築きあげる、 そのことを仲間とともに再認識する場でもあります。志を忘れず、青年会議所の原点に立 ち返る場として、今一度例会のあり方を考え取り組んでまいります。

おわりに

先にも述べましたが、私たちは目まぐるしい時代の中にいます。ただ時代は変わっても 明るい豊かな社会の実現の理念は変わることはありません。40 歳までと言う限られた時 間の中でいかに多くのことを得、学ぶかは個人個人の意欲によりますが、これから必要と なる新しい情報、アイデア、人や組織を動かす経営力と未来を生き抜くために必要な能力 は JC で得ることができます。地域をより良くするため志を同じくする仲間ともに「行動」 を起こし、事業を「実践」し、そして「経験」を積み重ねる、その経験は仕事においても 人生においても最強の武器になります。青年会議所の 3 信条「修練」「奉仕」「友情」のも と、まずは一歩踏み出して下さい。その挑戦こそが新しい自分へと変革し、輝かせ、その 先の未来を彩り導いてくれます。次の世代へこれからの未来をつなぐために、明るい豊か な社会の実現へ向け、私たちはその想いを奏で歩んでまいります

一般社団法人大館青年会議所