理事長所信

 

スローガン

機生転結

 

 

基本理念

あらゆる機会をとらえて互いに団結し自らの修養に努め、地域に貢献します。

 

 

基本方針

機動力ある会員拡大ならびに組織の機軸となる人材の育成

「新たなステージに対応した防災・減災のあり方」の追求

継続事業の方向性についての検証

地域の垣根を越えた交流の継承と発展

例会による組織としての意識統一

 

 

 

【はじめに】

1958年、この地域を想い、この地域の発展を願い、この地域の明るい豊かな社会を築くために志高き青年たちにより大館青年会議所が設立され、今日まで地域の未来のために時代に即した事業、運動を展開してまいりました。62年目を引き継ぐ私も身の引き締まる思いとともに、その歴史と先輩諸氏の情熱に衷心より敬意を表します。一方で、私たちを取り巻く環境は日に日に変化しており、恒常化している人口減少・少子高齢化の問題に加え、近年の豪雨災害や震災、台風の猛威などの天災により日本全国に甚大な被害を与えています。さらには、ハラスメントや組織的な不正による問題が各業界において浮上し、事前の対応や事後の処理など組織の在り方・自浄能力について論じられる機会も増えてまいりました。今まで当たり前であったことが当たり前でなくなり、当たり前でなかったことが当たり前のように起きる状況において、旧態依然のままの個人や組織では意味を成しません。国連においては2030年までの達成を目指し、地球環境や気候変動に配慮しながら持続可能な暮らしや社会を営むためのSDGs(持続可能な開発目標)を設定し、明るい豊かな社会の実現に向けて変化を遂げようとしています。地域を牽引するリーダーたらんとする我々には、守るべきものを守り、変えるべきものは変えていく進取果敢な姿勢が求められています。私たち一人一人がJAYCEEとしての根本である「あらゆる機会をとらえて互いに団結し自らの修養に努める」ことを念頭に置き、明るい豊かな大館の実現へと推し進めてまいります。

 

 

【JC運動の一丁目一番地】

全国的に会員は減少傾向にあり、加えて青年会議所での平均在籍年数が4年5か月という2017年度の統計データが示す通り、在籍年数の短期化も新たな問題となっており、人が人によって磨かれる青年会議所において学びと継承の期間を確保することが難しい状況となっています。地域社会を良くしていくためには、地域社会を牽引する気概を持った青年経済人たちがあらゆる成長の機会をとらえ自己を革新し、国や世界が歩もうとしている方向性を見据え、その実現に向けて強く推進していく必要があります。「修練」「奉仕」「友情」の三信条を掲げる私たち青年会議所はその機会を生み出す団体です。その気概と覚悟をもって一丸となって会員拡大を行います。

 

 

【新たなステージに対応した防災・減災への取り組み】

近年、「観測史上初」「これまでに類をみない」災害が毎年のように発生し、全国各地に被害をもたらしています。2013年にも豪雨災害により、大館に甚大な被害をもたらしたことは記憶に新しいところです。被災地では、「こんなにひどいものだとは思わなかった」「他人事のように受け止めていたけれども、今回身に染みてわかった」という声を報道等で耳にします。もはや、いつ何がおきてもおかしくない現状の中、私たちは何をすべきでしょうか。超少子高齢化社会を迎えている秋田、大館において私たちはどう対応すればよいのでしょうか。今こそ、大館において起こりえる災害を想定し、その災害を防ぐ、ないしは被害を減らすための取り組み、仕組みづくりが重要と考えています。国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)に則り、私たちが住み暮らす大館の安全と安心に寄与するため、地域の防災・減災をテーマとした事業を行います。

 

 

【継続事業の方向性について】

美化意識の向上や地域の枠を越えた交流事業など、大館青年会議所で今まで継続されてきた事業があります。これら継続事業の成果や方向性について検証し、変わり続ける時代に即した運動を展開していきます。

 

 

【スケールメリットの活用】

私たち青年会議所は世界121ヵ国に活動拠点を置く国際団体であり、日本においては696の青年会議所が存在します。大館青年会議所は国際的には韓国の蔚州青年会議所と姉妹締結をしており、国内では公益社団法人東京青年会議所渋谷区委員会と30年以上の交流を続けています。そして、ハチ公の縁でつながった公益社団法人福島青年会議所、公益社団法人鶴岡青年会議所とも交流しており、新たな交流や新たな事業の構築に適した環境にあります。県内8つの青年会議所も含めた、これらのスケールメリットを生かした活動を行ってまいります。

 

 

【初心、忘るべからず】

例会は、全会員が一同に会し、大館青年会議所が目指す運動の方向性の確認や意識の共有、会員同士の絆を深める場です。そして何よりも、自分がなぜ青年会議所に入ったのか、自分が青年会議所で実現したいことは何なのかを見つめ直すことのできる大切な機会でもあるのです。この機会を十二分に生かしてもらうために大館青年会議所が行う運動の基礎としての例会をきちんと発信し、会員が率先して参加できるよう取り組んでまいります。

 

 

【結びに】

論語に、「義を見てせざるは勇無きなり」という孔子の言葉があります。「これは、人としてなすべきことと知りながら、それを実行しないのは勇気がないからである。」ということの意ですが、青年会議所に当てはめて考えるならば、私たちがなすべきことと知るための根拠に裏打ちされた「知識」と、未来の可能性について考え、行うべきことを決断し、行動していくための「勇気」の重要性を物語っていると言えます。青年会議所に限らず、私たちの人生には常に選択が付きまといます。やるべきかやらないべきか、進めるべきか退くべきか。そんなときこそ孔子のこの言葉を思い出してください。私たちの決断には勇気とともに責任が伴いますが、義のために行動したことならば悔いることはありません。目の前の機会に貪欲でいよう。そこに芽生える機会があるならば、大切に守り育てよう。そこに生かせる機会があるならば、全力で挑戦しよう。無限の可能性を秘めた未来に挑戦する権利を片手に、次につながる世代のために未来を切り開いていく責務を背負って、明るい豊かな社会の実現に向けて私たちは一丸となって歩んでいきます。